今回は前回の続きです、これから不動産投資を始めようと考えている方の参考となるように銀行などの金融機関からローンを組んで購入するのと、キャッシュでの現金一括払いするのとのデメリットを比べてみたいと思います。基本的にはそれぞれのメリットが相手のデメリットになるので分かりやすいです。
前回の記事はこちら
現金(キャッシュ)で購入するデメリット
1.レバレッジを利かすことができない
金融機関から借りたお金がさらなるキャッシュフローを産み出すメリットを受けることができません。その代わり、投入資金とキャッシュフローとの関係もシンプルになるのでどれくらいの割合で資産が増えるのかが分かりやすいです。
2.資金の範囲での投資しかできない
自分で貯めた資金で購入できる範囲で物件を購入するので、あまり高額な物件を購入するのは難しいです。なので、リスクは少なくて済みますが、最初のうちはリターンも少なくて規模の拡大には時間がかかります。
ローンを組んで購入するデメリット
1.空室の時でも返済しなければいけない
金融機関でお金を借りると毎月必ず返済しないといけないので、1,2ヶ月だけならまだしも、数ヶ月空室が続くと凄くストレスです。自分の借金なので自分で返すのは当たり前なのですが、不動産投資の醍醐味は自分の借金を他人に返してもらう事ですから、その旨味がないのはすごく残念です。
2.指値が通りにくい
買付申込みをしてからローンの審査を経て売買契約まで一ヶ月半から二ヶ月くらい時間がかかりますので、下手したらその間に他の人に物件を持っていかれることもあります。売り手の方も時間がかかるのは知っているので、申込みがあなただけならまだしも、急いでいる人なら速くお金を支払ってくれる人を優先するのは目に見えています。
3.金利が発生する。
もちろん金融機関も商売でお金を貸すのですから金利は発生します。特に、長期の元利均等返済だと最初のうちはほとんど金利の返済で借りたお金の元本はほとんど減りません。将来メガ大家になってからお金を借りに行くと1%を下回るような金利で借りることはできますが、そうなるにはかなりの実績と資本が必要になります。
書店に行ってもいろんな投資法で成功した先輩のサラリーマン大家さんが本を出していますが、投資を始めたタイミングもその時の収入や属性も居住地も違いますのであなたが真似をしても同じようにできるとは限りません。私も空室が続いたときには胃が痛くなる思いをしました。ボロ屋を買って自分でリフォームしている人も居ますが、自分で全てをしようとすると思っていた以上に大変だと思います。それでも、前回の最初に伝えたように、まずは自分が進むべき道を決めてから、一心不乱にその道を進むのが成功への近道だと考えています。
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