「不動産投資37のウソ・ホント」を読んで

不動産投資

蜂谷二郎さんの「成功している人だけが知っている不動産投資37のウソ・ホント」という本を読んだので、その中からこれはというモノをいくつかピックアップしたいと思います。まず著者の蜂谷さんですが、東京の城南エリアを中心に自社で投資物件の設計、建築、プロデュースを手掛けている会社の社長さんです。新築の投資マンションを扱っている手前、自社の都合の悪いことは書かれていませんが、全部が嘘というわけではないので参考になりました。

中古一棟ものには思わぬ落とし穴が

「中古物件では古くなってきて修繕や建て替えで思わぬ出費があるので、入居が好むような新築の一棟物の方がいい」とのことですが、不動産投資を始めるならそれなりのリスクとリターンとのバランスを理解して始めないといけません。中古物件を割安で買って大きなリターンを狙うのか、新築物件を買って修繕費のリスクを抑えて、収益のリターンも低く狙っていくのかはそれぞれの人の考え方次第なので、良いと悪いとで判断するものではないと思っています。築古物件は入居希望者から敬遠されやすいとのことですが、安ければ少々古くてもいいという人も多いので、一発目からこれは感じました。

ビギナーは区分マンションから始めてはダメ

「ビギナーは区分マンションから始めると収入が少なくて赤字になるかもしれないので、金融機関が収益物件の将来性も評価してくれるようなところで資金を借りて大きなキャッシュフローを得るほうが良い」ということです。節税のために購入した区分マンションで少ないキャッシュフローしか無い、もしくはキャッシュフローがマイナスだと、会社を首になったり倒産したりしてサラリーがなくなると赤字がのしかかってくるとのことですが、それは区分マンションでも一棟物でも変わらないと思っています。区分マンションでもちゃんとキャッシュフローが出るような物件を買うことが大事です。

店舗ありの物件は好立地なら収益アップ

すいません、本の発行が2015年で新型コロナの前のことなので、このような事態を想定していなかったのでしょうが、今となっては店舗ありの物件は空室リスクを心配しないといけないと思います。好立地なら景気に関係なく店舗にも入居がすぐに決まるということですが、まさか感染症でここまでの景気後退になるとは誰も考えませんのでしょうがないと思います。項目としては「店舗ありの物件は空室リスクが高い」にバツがついているのですが、内容を読むと全部を否定しているわけではないのでちゃんとした著者だと感じます。

他には

駅から離れた物件でも工夫次第で人気物件にすることができるとか、入居者に人気の設備の紹介とか、金融機関が評価する項目の説明などこれから不動産投資を始めるなら知っておくべきことが色々と書かれているので読んでおいて損はないと思います。それでも、やはり自社で展開しているエリアを限定して書いてあるので、東京以外の地域でこれから不動産投資を始めようとしている人にとってはあまり参考にならないかもしれません。

今後も読了した書籍については色々と紹介していこうと思っています。もし、あなたが読んで良かった書籍があれば教えていただければありがたいです。

皆さんも頑張って広告や新聞やニュースの裏を読んでくださいね。

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