構造設計はAIにとって代わられるのか

あなたの仕事は近い将来にはAIにとって代わられるような仕事でしょうか。車の自動運転技術が進むとタクシーとの運転手が不要になるし、銀行や駅の窓口も将来はAIに代わっている可能性があります。電気やガスのメーターの検針もセンサーを組み込んでおけばわざわざ各家を回って確認しなくても遠隔で使用量を把握することができます。ひるがえって美容師や医師、教師などはまだまだAIがとって代わるのは先になりそうです。

野村総合研究所のレポートはこちら

野村総合研究所の発表では建築士はAIに仕事を奪われやすい方にも奪われにくい方にも入っていませんでした。どちらなのでしょうか。一般的に何かを創造する、デザインするといった仕事やケアマネージャーや鍼灸師といった人と関わりあう仕事は奪われにくいです。なので、建物をデザインする建築家としての仕事はずっと残ると思います。新興住宅街のように右も左も同じようなデザインの町だと味気ないように感じてしまいます。ちょっと奇抜な色の家もあった方が目印になっていいように感じるのは私だけでしょうか。

私がやっている柱や梁の大きさを決める構造計算は将来AIにとって代わられる可能性は高いのですが、建物の形も千差万別で計算の仮定条件を少し変えるだけでコストが安くなったり高くなったりしますし、使い勝手にも影響します。そのモデル化の部分はまだAIには勝てるかと思っているのですが、時間の問題かもしれません。ただ、使い方を想像して「2階でフィットネスジムが営業しているのに1階では事務作業をする」という場合には2階の床を厚くしたり1階の天井の遮音効果を上げるように提案したりする構造設計という枠にはまだまだAIも届きそうもないです。

また、実際の建物を建てている工事現場で図面の意図している仕様になっているかどうかを確認する仕事もあります。ロボットに入力する人間が意図を取り違えて入力してしまうとロボットも勘違いしたまま作業を進めていくのでチェックが必要です。工事現場は同じ土地というものがないので必ず同じ建物というものが存在しませんし、何かしら勘違いや不具合が起きるものです。何百何千という人がかかわるのが工事現場ですからミスを0にはできません。それを取りまとめる人間が必要になりますからそういった意味では構造設計者というのはAIに奪われにくい仕事に入れてもらってもいいかもしれません。

昔は、百貨店のエレベーターの中にも案内嬢が居て「御用事の階は何階でしょうか?」と聞いていました。もっと古い話では鍋やフライパンの底に穴が開いたら直して歩く「鋳掛け屋(いかけや)」という職業もありましたし、固定電話の初期の頃は電話のオペレーターも居ましたが、すべて今はない職業です。技術の進歩によって人間はどんどん楽できるようになるし、それに伴って仕事の内容も変化するので、頑張ってそれについて行かなければなりませんね。

皆さんも頑張って広告や新聞やニュースの裏を読んでくださいね。

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