2011年に起きた東日本大震災からもうすぐ10年が経ちます。今年の1月には1995年に起きた阪神淡路大震災から26年が経ちましたが、密集を避けるためということで大規模な追悼集会はなくひっそりとしたものでした。10年近く経った今でもプレートでは余震が続いているというのですから驚きです。
2020年の12月には岩手県沖や青森県沖で震度5弱の地震が起こりましたが、東日本大震災の関連した余震とのことですが、地震の規模では世界4位だったマグニチュード9.0だった本震では広範囲でプレート破壊が発生して周囲の岩盤にも大きな影響を残しました。そのために本震を引き起こしたプレートの周りのプレートの内部では今でも内部破壊が起きやすい状況なのだそうです。熊本地震では2日連続で震度7の地震が連続して発生したため最近では余震という言葉自体は使わないようにしているのですが、他に適切な言葉がないし、広く定着している言葉なので余震と呼ばせてもらいます。
他にも100年以上以前に起こった大地震の影響で今でも余震が続いている地域もあります。1891年に起こった「濃尾地震」はプレート型ではなく内陸直下型の地震としては国内最大規模の地震でしたが、その断層付近では今でも余震と思われる微小な地震が続いているそうです。46億年の歴史を持つ地球の歴史の中では10年や100年というのはついさっきの出来事ですから、人間の存在なんてちっぽけなものだと思わされます。
ちなみに地球の歴史を一年間(365日)に置き換えると元旦に地球ができて1月5日に月が分離、6月の初旬に細菌や藻が誕生、6月から11月中旬にかけて藻の繁榮に合わせて酸素濃度が上がり、同時期に大陸が形成される、11月26日には生物が陸上にも上陸、12月15日から26日までが恐竜時代、その後に続いて哺乳類の時代に入ります。27日くらいから霊長類が現れて31日の午前6時位にヒト族とゴリラ族が別れ、正午くらいにヒト亜族とチンパンジー亜族に別れる。大晦日の午後7時位にヒト属が現れ20時半にはジャワ原人が、23時57分にはネアンデルタール人が絶滅、ギザのピラミッドが作られるのが23時59分30秒くらいです。こうやって見ると温暖化も氷河期も些細なことに思えるのは不思議なことですね。
そのような地球という大きな調査対象を相手にして天気予報は頑張っていると思います。「北京で蝶々が飛ぶとニューヨークでは嵐になる」というくらい些細なことで天気が変化するし、海面の温度一つとっても今年はエルニーニョだとかラニーニョだとかでなんとか予報しているのでしょうが、地震予知に比べると100点満点に近いのではないでしょうか。1960代に地震予知研究が始まってから50年以上が経ちますが、今のところ何を根拠に地震予知をするのかの手がかりさえ定まらず手探り状態が続いています。動物の異常行動や異臭、空の色がいつもと違うといった地震の兆候と見られるような現象はいろいろと週刊誌などをにぎわしたりするのですが、決定的なものはまだありません。
南海トラフの最大の被害として32万人がなくなるという事も言われていますが、いくつかのプレートで同時に地震が発生するかどうかは誰にもわかりません。武漢ウィルス(新型コロナウィルス)の死者数も当初は何もしなかったら42万人が死ぬという推測から現在では6千人程度で済んでいるという事は予測が外れたのか政府が頑張ったのかは分かりませんが、大きな差があります。そのように地震の被害も大きく予測よりも下回った被害になることを祈っています。そのためにも各人が自分で何とか生き延びるという備えが大事になってきますね。
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