生活音の防ぎ方

建築一般

新型コロナウィルスのおかげで企業は一気に社員のテレワーク化を進めたようですが、長い時間家に居るという事で、今まで気にならなかった事も気になるという方も多くなってきます。また、テレワークの普及に伴って夜まで家で仕事をしていると、家族の生活音や隣の部屋のテレビの音が気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

低層の集合住宅などでは、大手のハウスメーカーの商品はALCというコンクリートを泡立てて固めたような素材の床が主流で、軽くて地震などには都合がいいのですが、音を遮る効果は薄いです。上の階で少しドンドンすると下の階によく伝わったりしますが、生活音は音を出している人は気が付かないものですからよくクレームの対象となります。そんな時には床にカーペットを敷くだけでも効果は抜群です。特にスプーンなどの軽いものを落とした時の音やテレビの音が響くことは極端に減りますので、上の階の人はトラブル防止のためにもお勧めします。

また、テレビ会議などで静かな空間が必要という人は、どこかの個室にこもって家族にも静かにしてもらうようにお願いしているのではないでしょうか。最近では壁に後付できる防音パネルも売っているので、それをリビングとの壁に設置してみるのも有効だと思います。また、ドアの下に隙間があるとそこから音が漏れてきますので、密閉するための隙間テープや防音テープをドアの下や枠に設置してみてはどうでしょうか。テレビの音についてもワイヤレススピーカーなども売っていますので家の方にもそれを使ってテレビを見るようにお願いすれば、だれも我慢をする必要がなく家庭円満につながると思います。

午前中にテレワークで家にいる方は洗濯機や冷蔵庫の音が、窓を開けているときは室外機の音が気になったりしませんか。そんなモーター音が気になる方は防振ゴムを敷いてみるといいかもしれません。音として発生した騒音には大した影響はないのですが、床や壁を通して響く音にはちゃんと効果があります。家の中にいると洗濯機や冷蔵庫のモーター音は直接耳に入ってくるのですが、ベランダの室外機などはどこからか聞こえるモーター音として対応できていないことがほとんどです。

日本語というのは西洋の言葉と違って腹式呼吸でなくても発音ができるので、他の国の言葉と違って大きな声で話す必要がありません。それで、以前は隣や上の階に住んでいる人がどうゆう人かも分かっていたので、お互い様だしトラブルになることは少なかったように思います。今では都会では隣に住んでいる人の顔すら見たことがないというマンションもあるらしいので近所付き合いもなくクレームも管理会社を通してできますので直接伝えることもしなくて良くなり益々人間関係が希薄になっていっているのかもしれません。

建物にできることは住環境をよくするだけで、人間関係をよくすることはできません。生活音で迷惑をかけてもそのほかのことでリカバリーできる人間関係を普段から構築しておきたいものです。

皆さんも頑張って広告や新聞やニュースの裏を読んでくださいね。

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