最近私の心の中の「不動産物件を買いたい熱」が燃えてきています。そんなときに眼にした「週刊ダイヤモンド」の記事で不動産・マンションの売り時、買い時を読んでみての感想です。記事の内容としては湾岸に建つタワーマンションを買ってはいけない理由や不動産投資家から見た金融機関の格付けや不動産開発の明暗などがありましたので、紹介します。
タワーマンションを買うべきではない理由
東京の湾岸エリアではタワーマンションが乱立しています。テレビや写真で目にした人も多いと思いますが、価格的にも高額で一般の人には手が出ないにもかかわらず、飛ぶように売れています。湾岸のタワーマンションの購入層は「都心への通勤が便利だからという実需で買う高所得の共働き世帯(パワーカップル)」「賃貸の利回りや売却益を期待する投資家」相続対策として買うシニア層」の三パターンに分類されるそうです。今後、テレワークがもっと普及してくるとパワーカップルの通勤頻度が減り、都心までの通勤のしやすさにこだわる世帯が減る事。また、今までのように高値でも買う人が居るという前提でプレミアム価格が付いてきましたが、それも過去最高クラスにまで吊り上がっているので、これ以上よりも下落の方の可能性が高いと予想する業者が増えている事。この二点でタワーマンションを買うべきではないという事ですが、もちろん価格に納得して、場所が気に入ってずっと住み続ける人には関係のない話です。
金融機関の格付け
関東の金融機関では「横綱:スルガ銀行」、「大関:オリックス銀行」となっており、関西の金融機関では「横綱:大阪厚生信用金庫」、「大関:大阪共栄信用組合」となりました。2018年に不正融資が発覚して行政指導を受けたスルガ銀行ですが、今でも根強い人気のようです。2019年には個人不動産投資家向け融資は一気に冷え込んだのですが、その時に不動産が得意な金融機関と不得手な金融機関によって二極化が起こりました。経営の不安定な中小企業に融資するより土地担保のある不動産の方が金融機関にもメリットがあるのです。スルガ銀行のように筋金入りの金融機関だと簡単に他の業務で稼ぐという事も出来ず、今までの経験も活かして再出発しているようです。
覆面座談会
不動産投資家9人が集まって各テーマでの現状を話してくれるのですが、急成長している会社の強さについてとか火災保険の値上がりについてなど、興味深い話がありました。座談会の中でもスルガ銀行の話題が出てくるのですが、スルガ銀行は初心者向けの融資はやめても中級車、上級者向けの融資は引き続き行っているようです。インバウンド向けの対応をどうするかという話題もあり読みごたえがありました。
まとめ
どうしても、東京中心の話題になるのであまりこのような雑誌の記事は読む機会が少ないのですが、最初に書いたように「不動産物件を買いたい熱」があったので、気になり手に取ってみました。やはり私のような一般市民だとキャッシュで即買いというわけにはいかないので、融資を当てにしなければなりませんが皆さんはどうでしょうか。
皆さんも頑張って広告や新聞やニュースの裏を読んでくださいね。
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