そろそろ年末が近づいてくると年末調整の書類が届きだしたり、本屋さんには来年の手帳が並びだしたりして、徐々にあわただしくなりそうな気配が近づいてきています。今まであまり気に留めなかったのですが、年末調整の払い込み証明書の中で生命保険や地震保険はあるのですが、火災保険は無いんですよね。そんなわけで今回は地震保険と火災保険の違いについて紹介します。
火災保険が先
元々家に掛ける保険と言えば火災保険のみでした。昭和の中頃までは一戸建てと言えば木造で燃えやすいものという認識しかなかったのです。そこからハウスメーカーによる軽量鉄骨造や重量鉄骨造の家も徐々に増えてきましたが、今でも一戸建ての主流は木造です。今でこそ木造住宅でも外壁や内装材に燃えにくいものを使う事によって耐火性能は上がっていますが、それはあくまでも人が逃げるまでの時間稼ぎのためです。柱や梁に火が回ると燃え盛る炎を呆然と見ているしかありません。火災保険は燃えやすい家の再建のために自分の家に掛ける保険なのです。隣の家が火事になって、その火が原因で自分の家が燃えても隣の家は何の保証もしてくれず自分のかけた保険で払わなければいけません。そして、火災保険は風や水の災害にも対応しているのですが、大災害には対応しておらず地震保険は昭和になるまでありませんでした。
地震保険は後から
地震保険が出来たのは昭和40年代に入ってからです。それでも、保険会社が普及活動をしていなかったからか本格的に広まっていくのは平成の阪神淡路大震災の以後です。2011年の東日本大震災の時には地震保険の保険金のおかげで生活が助かった人も多かったと聞きます。
なぜ地震保険は安いのか
地震保険金の上限はセットで入る火災保険金の1/2になっています。火災保険の目的は住宅の立て直しなのですが、地震保険の目的は生活の立て直しの一時金なのです。家が壊れるほどの地震に遭えば、家財の大半も失って家の再建よりもまず目先の生活の再建に眼を向けないといけません。そのための費用という位置づけなのです。
マンションの地震保険は1/10
特にマンションの地震保険金は購入金額の1/10程度になります。桁が変わることも多いので、間違っていますという人も多いのですが間違いではありません。マンションの地震保険の内訳なのですが、そもそも保険は建物のみにかかります。それに引き換え購入金額は建物と土地の両方を払います。これで、1/3程度になります。そして、マンションでは自分の専有部分だけではなく、共有部分についても購入金額には含まれています。それを考慮すると1/3の半分の1/6程度になります。そして、前述したように地震保険は火災保険半分ですから1/6の半分の1/12程度になるのがマンションの地震保険金になります。これが購入金額の1/10程度の保険金額になるカラクリです。なかなかうまい理屈ですよね
まとめ
来年度の地震保険の掛け金の改定では全国的に0.7%減となるそうです。これは住宅の耐震性能が上がっているのが理由だそうです。それでも地域によっては上がる地域もあるのですが、今後も上昇傾向は変わらないと思います。いざという時のために値上がりしたから保険を止めるというわけにもいかないので、頭が痛いですよね。
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