REITでも不動産投資

不動産投資

自分で不動産を買って運用するのはけっこう大変です。銀行でローンの契約をしたり、司法書士さんに登記の移転を依頼したり、退去者が出たら管理会社に新しい入居者を探してもらったりと売却するまでやることだらけです。そのような手間を省いて少額でも不動産投資ができるという商品にREITがあります。今回はREITの話題です。

REITの仕組み

マンションやアパートを購入して家賃収入を得るのが不動産投資なのですが、それを小分けにしたものを総称してREITと呼んでいます。不動産のことを英語でReal Estateといいますが、REITはReal Estate Investment Trustの頭文字を集めたもので、投資家から資金を集めて管理会社が物件の購入や管理を行い、手数料を差し引いて投資家に還元する金融商品です。株式を集めて投資する投資信託のようなもので、不動産投資信託と呼ばれることもあります。お馬さんには詳しくないのですが、一口馬主とシステムは一緒でしょうか?(いわば一口大家?)

REITの種類

マンションや商業施設や物流センターやホテルなど様々な種類があり投資する不動産の用途はそれぞれの商品によって違います。複数の種類に投資する複合型や総合型というものもあります。新型コロナの影響で稼働率が上がらないホテル型やオフィス型はなかなか価格も上がってこないのですが、物流センターやマンションなどは株式の日経平均指数以上にREIT指数が上昇しています。分配金も3%程度あるので日本国内だけで営業している地方銀行などは今年に入ってどんどんREITに資金を集めているそうです。

REITで環境対策

上場している商品が保有している物件では、オフィスビルや商業施設など電力の消費が多いものもありそれらの電力供給を再生可能エネルギーに切り替えることで、環境意識の高い海外の投資家からの資金を集めやすい状況を作り出しています。また、保有管理している物件の屋根の上に太陽光パネルを載せることで電気そのものを作り出している商品もあります。そのように環境的に評価の高い物件を多く保有しているREITの方が海外からの資金を集めているので、今後も環境評価の高いREITは値崩れしないのではないでしょうか。

REITと株式投資信託との違い

毎月配当型の投資信託などはトカゲが自分の尻尾を食べているようなところもあるのですが、REITは家賃収入やホテルの売上金を分配金に回しているので安定した価格で推移することが多いです。なので、投資家の方も値上がり益よりも分配金を目当てに投資する方が多いのではないでしょうか。多くの商品は年に2回の分配金を出していますが、その分配金の平均3.4%は上場企業の平均配当利回りよりも高い水準となっています。

まとめ

自分で物件を見ることもなく、不動産を運営しているという実感はあまりないかもしれませんが、少額から不動産投資を始めることができるので、一度東京証券取引所に上場しているようなREITを眺めてみるのも楽しいかもしれません。投資全てに言えることですが、「今までの実績は、これからの実績を保証するものではない」ということを心に留めておいてください。「今まで元本割れしたことがありません。」と言われたら「怪しい」と思ってくださいね。

皆さんも頑張って広告や新聞やニュースの裏を読んでくださいね。

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