多くの人にとって一生の内であるかどうかのマイホーム建設。3度目でようやく理想の家が建つというほどに、最初は「もうちょっとああしとけば良かった」、「ここをもっと工夫しとけば良かった」という事が出てきます。無尽蔵にお金があれば好きなようにやり直しができるのですが、世の中そう甘くはないですよね。そこで大事なマイホームにお金をかけるポイントを紹介したいと思います。
1.躯体の丈夫さ
家本体を支える「基礎」と梁や柱などの「躯体」は家にとって最も大事な部分です。あまりにも過剰にお金をかける必要はありませんが、見えないから、予算が厳しいからと言って躯体の費用を削ると安全面で不安が残り安心できません。将来的にも欠陥が出れば修繕費用が大規模になり数十年後に大きな出費につながる可能性があります。地盤がしっかりしていて、窓の配置や間取りに無理がない計画となっていないか設計さんにしっかり見てもらいましょう。
2.屋根と外壁
次は面積が大きな部分で屋根と外壁です。建物の一番外側で雨や風や雪からあなたを守ってくれますので、材料の品質によって値段も大きく変わってくる部分です。メンテナンスで屋根や壁を塗り替える場合には、足場で建物全体を囲って養生しないといけないため、工事費が高額になりますので、多少高額でも瓦やステンレスなど寿命や保証期間が長い材料を選んでも無駄にはなりません。
3.空調・断熱の工夫
眼に見えないけれども住み心地を左右する空調や断熱にかかる費用もしっかりとしたものにしたい所です。断熱の種類は大きく分けて外断熱と充填(内)断熱の二つがありますが、しっかりと熱の逃げ道をふさいでおけば快適に住み続けることができます。また、結露を発生させないようにすれば家の傷みも少なく寿命にも大きく影響します。また、多くの熱が出入りする窓にも最近は高性能なものが出ているのでそれらに予算をかけてもいいと思います。
4.満足度を高めるこだわりの一品
眼に見える部分にもお金をかけないとせっかくマイホームを建てたとしても実感できる機会がありません。そこで「毎日触れるもの」にお金をかけてみてはいかがでしょうか、触れる度にニヤリとできると思います。家具やカーテンもいいのですが、それよりもリビングの床材やドアのノブなど手の平や足の裏で触れる部分の質を上げると暮らし全体の質も上がります。ぜひサンプルをたくさん触って比べてみてください。その際は新型コロナウィルスの対策としてちゃんと消毒してから触ってくださいね。
特に1番と2番の基礎、躯体、屋根、外壁はやり替えようとすると高額な費用が掛かりますので選んだら後戻りはできないと思っておいてくださいね。
皆さんも頑張って広告や新聞やニュースの裏を読んでくださいね。
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