住宅ローンは早く返済するべきか

自分で住宅を購入した人の大半は銀行などの金融機関で住宅ローンを組んで、「賃貸住宅に住むなら家賃を払うのだし大差ないか」ということで住宅ローンを返済する日々を送っているのではないでしょうか。日経新聞の令和2年10月5日の記事ではその住宅ローンの完済年齢が上昇しているという記事が載っていました。

住宅の購入は年収を大幅に超える高額商品ですが、今では多くの金融機関が住宅ローンの商品を取り揃えて顧客の確保に精を出しています。安定した収入があればほぼ誰でも借りることのできる借金で銀行はその不動産を担保に抑えることができるので、銀行にとってもリスクが低くて長期間の利子が入ってくる商品となっています。

2000年代前半までは住宅の購入層も30代半ばまでとほぼ結婚年齢と同じだったのですが、最近では結構年齢が上昇してきていることに合わせて住宅購入年齢も上がってきており、低金利と住宅価格の上昇も合わさって返済期間が伸びているそうです。そのせいで平均の完済年齢が73歳まで上昇しているとのことですから遅い人は80歳を超えてもローンを返済し続けなければならない状況なのでしょう。

相模原市の68歳の男性は「計画に無理があった」と悔やんでいるそうです。老後の不安を和らげるために1993年に3千万円を借りて住宅を買ったものの、定年後に退職金が出ずに計画が狂ったそうです。この方のように年金生活者でもローンの返済をしながら生活を送っている人も多く、年金だけでは足りないからとアルバイトを始めたりしているそうです。

また、住宅ローンも借金ですから不動産投資を今後考えている方なら住宅の購入は一度考え直したほうがいいかもしれません。不動産投資するにも自己資産がそんなにない人はほとんどの購入資金を銀行などからの借入れに頼らざるを得ません。田舎の方の戸建てや築古の区分マンションから始めて徐々に規模を大きくするならいいのですが、自己資金のみで買える物件は多くないし、客付けなどが難しかったりするので初めは築浅のこぢんまりとしたアパートから始めるのが良いと思います。その場合には銀行から借り入れする金額を多くするためにも住宅ローンやマイカーローンなどの借入れは無いほうが良いのです。

仮に企業の雇用期間が伸びて70歳までサラリーマン生活ができるとしても殆どの会社はバリバリ働くことが出来ない高給取りの年寄りなんて抱えておくことは出来ないので、60歳で役職定年ということにして給与は半減するようなシステムにしています。それに伴って退職金の平均額も減少してきているので、悠々自適の年金生活ができるのは大手企業や公務員を退職した一握りの人だけかもしれません。

それでも貸し手の金融機関は他の利子で儲けることが出来ないので、住宅ローンを重要な収入源と位置づけて、完済年齢の上限の引き上げを考えているそうです。すでにソニー銀行などは上限年齢を85歳にしたそうです。あくまでも企業と行政はサラリーマンから搾り取れるだけ搾り取る事を考えているので、それに対抗するにはどうしたら良いのかを考える必要がありますね。「借り手の責任だけに委ねるべきではない」と警鐘を鳴らす大学教授もいますが、政治献金もしていない大学教授の声を行政まで届かせるのは難しいかもしれません。

皆さんも頑張って広告や新聞やニュースの裏を読んでくださいね。

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