あなたの勤務先ではテレワークや時差出勤を推奨していますか。緊急事態宣言のなか7割の通勤者を減らしてほしいと政府は呼びかけていますが、まだまだ電車の減り具合を見ていると7割には遠いような気がします。接触の機会が減ることでウィルスの感染は防げるのでしょうが、毎年冬になると乾燥と低い気温と体調の乱れで、インフルエンザウィルスのようなウィルス性の感染症が流行します。ウィルスにもよりますが、表面の水分が少ないほうが空気中に浮遊しやすくなって生存期間が長くなるウィルスが多いそうです。
首都圏や関西圏では終電の時間が繰り上げになり、ビジネスホテルなどがサービスの幅を広げています。終電後も利用しやすいようにチェックインの時間を24時間態勢にしたり、客室を仕事用に改修して家ではテレワークができないようなビジネスマンを取り込むようにしたり、会員制で昼間のホテルをオフィス代わりに使えるようなサービスも出てきました。
日本経済新聞1月16日の記事はこちら
テレワークをどの場所でしているかのアンケートではダイニングテーブルが1位で、書斎などの専用ルームが2位、リビングの専用机や専用スペースが3位、寝室が4位、その他の部屋が5位になっています。書斎などの専用の部屋があれば良いのですが、賃貸マンションでは間取りを変えたりできません。また、子供がいる家庭では放課後に子供が騒いだりすると会議に集中できなくなるということもありますので、家の外でテレワークできるスペースを求めている人も多いと思います。オンライン会議用のソフトで背景を変えることはできるので見た目は誤魔化せるのですが、家族の声が入るという心配もあるので落ち着かないというケースがあります。
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住宅に求める条件も最近では仕事用スペースがほしいというのが1位になっていますので、都心部に住んでいる人は今住んでいる家と、別荘として郊外にセカンドハウスを持つ人も増えています。私も最近知ったのですが2拠点を持って生活することを「デュアルライフ」と呼ぶそうです。もともと賃貸住宅に住んでいる方や、2拠点も持つのは無理という方なら、今後もテレワークが続くようなら郊外の方に引っ越ししている方もいます。現状では在宅ワークに適した環境が整っている家というのはあまりないです。一年前まではここまで急速にテレワークが浸透するなんて誰も想像していませんでしたし、日本のように平野部が少ない国土ではそれぞれの部屋を持つことができるようになったのも、ここ20年、30年くらいのことで、それまでは仕切りも襖(ふすま)一枚というような家で家族雑魚寝という家庭も多かったのではないでしょうか。
これからの間取りのトレンドがどの様になっていくのかはワクチンや特効薬の開発にもよるかもしれませんが、新型コロナウィルスに感染しても3ヶ月後には抗体が失くなっているという報告もあるくらいでワクチンの効果も怪しい今ですから、しばらくコロナ禍が続けば今までよりも広い家を求める人が増えて行くと考えています。
皆さんも頑張って広告や新聞やニュースの裏を読んでくださいね。
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