階段って難しい

今年に入って私の知り合いが3人ほど家や店舗付き住宅の建て替えを検討しているというので、間取りを見せてもらう機会がありました。私の仕事柄、間取りを考える機会がなくて専門外だと伝えるとみんな驚くのです。建築士は基本間取りを考えることが第一だという認識なのでしょうが、毎日骨組みのことばっかり考えていると消防法で決められていることの認識なんてほとんどございません。

その中でも住宅の階段は高さと段数を計算しないといけないので、すぐにピンとこないんですよね。

建築基準法では階段の寸法を踏面が15cm以上、蹴上が23cm以下と決めていますが、実際にこの寸法の階段にしてしまうと結構、急な階段になって危なっかしい事になってしまいます。それよりも踏面を広くして、蹴上を小さくする方が上り下りしやすい安全な階段になるのですが、そうなってくると階段が長くなってそのほかの面積が小さくなってしまいます。

一般的な大人の足の大きさというは男性でも女性でもだいたい24~27cmくらいに収まってくるのではないでしょうか。少々はみ出る分には気にならないと思いますので踏面は23,24cmで蹴上は18~21cmの間のちょうどいい勾配を探る法がいいのではないでしょうか。それで、踊り場の形状と建物の中でどれくらい階段室を確保できるかとのせめぎあいになってきます。

日本では南向きが日当たりも良く人気のある方角なので、あまり階段室をそちらに配置するのは得策ではないように感じてしまうのですが、2階の部屋の配置や1階の動線を考えるとどうしても一番いい所に階段を配置した方がいいようになってしまったケースもありました。一度、工事を頼む工務店に設計の依頼をかけてみるように促したのですが、どうなることやら楽しみです。

やはり、年間に何十棟もの建物の間取りを考えている人の方がアイデアや収まりもバリエーション豊かに提案してくれるはずですので私も安心して横から見ていられます。

営業が一生懸命考えてくれるとか、営業さんと馬が合うという話で工事を依頼する先を決めているのを見ていると、工事担当の人のレベルで家の出来が決まるのに大丈夫かなと考えてしまいます。知り合いといえども出しゃばり過ぎて周りの家族の人とギクシャクしたくもないので、できるだけ中立な立場でアドバイスをしているのですが、情報量の差もあり、話を鵜呑みにしてすぐに決めてこられると、後からはリカバリーできないので心配になります。

皆さんも頑張って広告や新聞やニュースの裏を読んでくださいね。

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