間取りの考え方

建築一般

建物を建てる時に大事になるのが間取りです。住宅では1K、2DK、3LDKのように表記されますが、設計者が決めるモノではありません。あくまでも、お客様からのヒアリングを形にしていくのが設計ですので、基本的に間取りは建物を建てる人が考えていくものです。では、最初はどのように考えていけばいいのでしょうか。

己を知る

まずは自分たちが持っているモノの大きさを知るところから始めましょう。どれだけの家具を持っていて、その大きさはどれくらいなのか、これから買う家具(例えば子供用の二段ベッドなど)はどんなモノがあるのか、というようなものを書き出していってください。できれば、1/100くらいの大きさの紙にしてみて方眼紙の上に並べていくと、6畳の大きさの部屋に入るものと入りきらないものが分かってきます。

敵を知る

家を建てる時の敵とは何だと思いますか、それは、敷地の大きさや法律による制限です。普通に自分の持っているモノを置いて、欲しいだけのスペースを挙げていくと広くてゆったりした家になりますが、それだけの部屋の数と大きさを確保できるかどうかは敷地の大きさと法律の制限とコストに左右されてしまいます。法律上、普段から人が居るような部屋には外に向けた窓を付けるように法律で決められています。浴室やトイレはたまにしか使わない部屋なので窓を設けないといけないことはないのですが、浴室から空が見えるようにしたいというような場合には、隣の家の敷地との関係なども含めて考えないといけませんし、そのために窓のない部屋が出来てもいけません。そのような関係性をまとめるのが設計者の仕事です。

情報に多く触れましょう

今は雑誌にしても、ネットにしても成功事例と呼ばれるような雰囲気のいい新築住宅の間取りや写真がいっぱいあります。どんどんそのような情報を目にして自分のお気に入りを集めておいてください。すべての要望をかなえることが出来ないにしても、どれかのアイデアや雰囲気が自分のものになったらいいやってくらい気楽に考えておけばイイと思います。僕としては、追跡調査で新築時と5年後の状況の比較をして欲しいと思っています。住み始めてすぐよりも使い込んでみて良かったかどうかの方が大事だと思っているのですが、なかなか散らかってて撮影してほしくないって人は多いのでしょう。

まとめ

家族構成によって必要な部屋の数はおのずと決まってくるのですが、それぞれの部屋の大きさは自動的に決まるものではありません。新しい家に持っていきたいモノと捨てるモノの区別を付けないといけないかもしれません。間取りは建った後では簡単に変えることが出来ないのでスタートの時点で進む方向を間違えたりしないようにしっかりと考えておいてくださいね。

皆さんも頑張って広告や新聞やニュースの裏を読んでくださいね。

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