以前、家を建てるなら重点的にお金をかけるべき所を紹介しましたが、今回はその逆にお金を抑えるにはどのような所を意識すればいいのかを紹介したいと思います。
ポイントさえ押さえておけば後から変更するのも思い通りになりますので、家をカスタマイズする前段階と思ってください。
1.部屋の大きさは大きくとる
家の全体の大きさが同じなら、小さな部屋をたくさん作るよりも大きな部屋をひとつ作る方がコストダウンできます。壁の量が減るとボードや壁紙の量も減るし、必要な工期も短くなるので安くなるのは想像できることだと思います。昔の庶民の家は壁が多くてリビングもダイニングもキッチンも全部別々でしたが、最近はまとめてLDKとなって広々した間取りが一般的になっています。子供が小さいうちは共通の大きめの部屋として置いて、子供が成長するにつれて勉強部屋として区切るというのもいいですよね。
2.収納は大きくとる
部屋に続いて収納も大きくするという事です。ただ、食器や調理器具を収納するのに深い奥行きの棚を作っても奥のものが取り出せなくなりますので、そこはその場所に見合った奥行きのモノを作りましょう。収納も間仕切りをなくすとか、扉をなくすとか、大きく作ってから引き出しを後付で設置するとか、プラスチックケースを後から置けるような寸法の棚だけを作っておくというようにザクっとした寸法だけのものを先に作っておいてから後で使いながらカスタマイズしていく方が楽しみながら収納をアレンジできるのでお勧めです。
3.仕上げのバリエーションは少なく
玄関はタイル張り、リビングはフローリング、寝室はカーペット張り、壁は左官塗り、天井はビニールクロス仕上げ、キッチンの壁は塗装仕上げなど仕上げ材の種類は選ぼうと思えば多種多様でおしゃれな家にする事もできますが、それぞれの職人さんに頼む必要がありますので人件費が高くなりますし、材料も多めに頼むため無駄が多くなります。そうならないように内装のコンセプトを最初に決めておいて、それに合うような仕上げの材料を絞った統一感のある家の方が安くつきます。
4.最新の設備は本当に必要でしょうか。
今の技術の進化は目を見張るスピードで進んでおり、毎年のように新製品が出ていますが、本当に最新機種が必要でしょうか。機能が同じなら最新でなくてもいいですし、使わない機能が付いていても無駄なだけです。最初はいろいろと試してみたけれど結局使う機能は昔から変わらないという話もよく聞きます。スマートフォンにしてもすべての機能を使いこなしている人はいないのではないでしょうか。高校生がノリで買えるスマートフォンと違って家は長く使うものですからそれについている設備もホイホイと買い替えるわけにはいきません。何が必要で何が不要かという事も家族で話し合うのがコストを抑えるのに役立つと思います。
家は建ったその時が完成というわけではなく人が住んで生活して初めて完成したと言えますので、自分たちの使いやすいように模様替えしたり、カスタマイズするのも楽しんでできるような家を建ててくださいね
皆さんも頑張って広告や新聞やニュースの裏を読んでくださいね。
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