大規模修繕工事の竣工検査

理事会

先日、ウチのマンションの3回目の大規模修繕工事が終わり、竣工検査を行いました。今年は雨の期間が長く、最後の方は突貫的に作業していたようで結果は散々なものでしたが、そんな中いろいろと感じたことを紹介していきます。

雨の影響は否めない

工事期間としては4月から8月中旬までの4カ月半だったのですが、前述したように今年のその期間は雨の日が多くて、工事関係者にとっては大変だったろうと思います。早い段階から雨が多くなることが分かっていれば、工事期間をもう少し伸ばして対応することも考えたのでしょうが、「足場のレンタル代が増えるので工事金額を増やしてください」という提案をされても、管理組合もすぐに承諾するわけにもいかず、臨時総会だ、予算超過だと問題になるのでとんとん拍子で話が進むとは思いませんが、もう少しいい状態で仕上がったのかなぁと思います。

不具合箇所の記録をもらう

竣工検査では施工した工事会社と、設計監理をお願いした設計事務所と、管理組合の理事メンバーで回りました。一般的な方法として不具合箇所を見つけたら色のついたマスキングテープを貼って目印にしていくのですが、そのマスキングテープをはがしてしまうと、次の確認をすることもなくスルーされてしまいます。なので、テープを貼った箇所を最後に工事会社の方で紙に記録していくのですが、その不具合箇所を書いた記録をもらっておいた方がいいと思います。住んでいる人ならその不具合記録と見比べて補修の進捗も確認できますし、同じような不具合で手直しできている場所と、手直しが出来ていない場所があれば指摘しやすくなります。

社内検査を徹底してもらう

不具合の箇所は少ない方がいいですよね。3回目の修繕工事で一発合格は夢の話かと思いますが、工事会社の方には社内検査を徹底して一発合格を目指してほしいものです。それまでの状態を知らない人の方が、汚れや施工不良を見つける確率が高いと思っています。毎日その場所を見ている人は慣れや先入観などがあるので、汚れや施工不良個所を見落とす可能性も高いのです。なので、会社をあげて竣工検査前の事前の社内検査を徹底してほしいと思います。

人の目は多い方がいい

今回、管理組合の理事会として7人が竣工検査に参加しました。当初は2、3人程度の参加と思っていたらしいのですが、私自身の経験から検査に参加する人数は多い方が不具合箇所を見つけやすいと思っていたので、理事長に声掛けをお願いして参加者を募ってもらいました。中には普段から自分の家の周りのことに眼を光らせている人も居ますが、ほとんどの人は自分の通っている通路でも、壁や天井や手すりや排気口などに注意を向けていないと思います。思ってもいない箇所をペンキで塗られていたり、逆ペンキを塗り忘れていたり、ペンキが飛び散っていたりするのを見つけるためには、ぜひ理事会に関係なく他の住民の方にも竣工検査には参加してもらってください。

まとめ

このままでは本当にずるずると引き渡しの時まで工事完了せずに時間が経過していきそうです。工事期間については雨の影響だけではなく、やはり工事を切り盛りする人の度量の影響もあるんでしょうね

皆さんも頑張って広告や新聞やニュースの裏を読んでくださいね。

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