外壁の塗装は3回塗りが基本なのに2回しか塗っていないのじゃないかという、以前の記事の続編でございます。
私も、塗装がベロンとはがれたところを見たのは初めての事で、今回はいろいろと勉強になりましたので、皆さんにもお知らせしたいと思います。
ほとんどの方は外壁の塗装がはがれるなんて経験ないと思います。塗装というのは、きちんと施工している場合には、外からいくら雨風が叩き付けようがなんともないのですが、雨漏りなどでコンクリートからしみだしてきた水に対してはとても弱いそうです。イメージとしてはビニールシートをコンクリートに糊でくっつけていたのに、糊を洗い落としたようになる感じでしょうか
塗装がはがれた状況を見ていると、①コンクリートそのものの灰色と②アイボリー色、③グレー系統の3色が見えていますので、下塗りと上塗りの2色だと思っていたのですが、よくよく考えてみると少しおかしいのです。竣工時の建物の塗装や1回目の大規模修繕工事の時に塗った色はどこに行ったのだろう。塗装なんて簡単にはがれるものではないので大規模修繕工事の時にも剥がすわけではないのに見当たらないのはどうゆうことかと考えました。
外壁の塗装というのは短期間で塗り重ねていくため塗ってからしばらくすると同一層になっているようです。それと、どうも竣工時の塗装はあまりいいものを使っていないようで、1回目の大規模修繕工事の時にしっかりと塗られた塗装は竣工時の塗装も併せて一体化していたようで見えている色はコンクリートの素地と1回目の大規模修繕工事の塗装の色だったようです。
なので、いくら塗装がはがれたといっても一体化してはがれてしまうためそれを見ても1回塗りなのか2回塗りなのか3回塗りなのかは見極めることはできないのです。ちゃんとした成分検査か膜厚検査をするとしっかり施工しているのかどうかは判定できるでしょうがなかなかそこまでの検査も素人ではできないので、素人では区別できないものと考えてください。
今回の件では私も慌ててしまって施工業者さんにいろいろと聞いてご迷惑をおかけしましたが、皆さん初めての事だったらしく分からないことだらけの中知恵を絞りあってようやく謎解きが終わりました。以前にもコンクリートの柱に原因不明の黒い筋のようなシミができたことがあったのですが、その時も誰も見たことのないようなシミでいろいろな人に意見を聞いたりしながら一つの謎解きが終了したことがありました。建物を補修するということはお金のかかることなので、簡単ではないですが大事な資産ですので何とか悪くならないようにしたいものです。
皆さんも頑張って広告や新聞やニュースの裏を読んでくださいね。
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